20代もぎりぎりに色々焦り出すBlog

大切なものは何ですかと聞かれたら、家族、愛、一緒に過ごしてくれる優しい人達、静かな自然、と答える。そんな人のBlog。

2014年 秋冬

久しぶりに。

家の前の大通りを自転車で駆け抜けると相変わらず耳がちぎれるかと思うほどの寒風が吹く。それでも確かに日は長く、季節は移ろっている。

 

2014年の秋冬は一生忘れられない瞬間の一つになる。仕事をやめた。かけがえのない人に出会った。

辞職は想像以上に悩んだ。結果的に転職となったが、そもそもの動機は現職への嫌気だったから、辞めることにはなんの未練もないと想定してたから。ところが実際には、あらゆることが決定した後、上司に相談した所、想像より遥かに温かみのある言葉を頂いてしまった。

会社や組織に失望していた身としては、初めての感覚だった。

残留も真剣に吟味した。悩んだ。迷い考え、眠れないなんて久しぶりだった。変な話、慰留への返答期限までの時間は、最近、仕事関係でもっとも真剣に頭を使った時だった。(こんな奴が組織にいちゃいかんか、、)

望んだ辞職にも関わらず、ここまで悩み、周囲を狼狽させてしまうなんてとても格好悪くて嫌だったけど、自分の人生がかかってたから、格好云々いっちゃいられなかった。

 

悩むことは悪いことでも恥ずかしいことでもなく、簡単に出せる答えなんか意味ない。だから、存分に悩んでいい。

 

そういって強く背中を押してくれる人に出会った。とにかく何事にも気合いがはいってる素晴らしい人物。この出会いがこれからの自分の人生の舵を大きく左右するものだと確信した。

すっかり秋らしく、夜が長くなってきたね

東京タワーが見えるテラスなんかで背伸びしつつ、ウイスキーを飲んでいたのがついこないだ。その時はTシャツで、夜風が冷たくなってきたなって思ってたけど、もうすっかり秋になった。

あるときはやっぱりTシャツで安っぽい海鮮居酒屋で芋焼酎飲んでたら、席が入口近くて

やたら風が吹き込むから体が冷えちゃってめちゃくちゃ頻尿の人みたいになった。

事実、飲むと頻尿だ。

 

すっごく店構えがおしゃれで、店内はほどよく薄暗く、雰囲気は抜群のバーに出かけた5年前。気取ってお酒の知識なんかひけらかしてたけど、正直そんなことよりとにかく、いかにスムーズに何回もトイレに行くか、ってことにしか考えられてなかった。

酒の味も覚えてない、相手の話なんてなおさら。

一つ確かなのは、梅酒の氷が綺麗な透明の直方体だったことだけ。涼しげにカランカランと氷は回転して、、関係は溶けるどころじゃなかった。

 

だんだんと酒の量が飲めなくなってきた代わりに時間で勝負!みたいなのが最近。

大体閉店まで飲めば、店を出る頃には空が白んでて、すこし神妙な気持ちと悪いことをしたようなバツの悪さが同居しているものなんだけど、

この時期はまだ暗い。

5時まで飲んでも空は黒くて、なんかやりきった感が出てこない。

だからといって家で飲みなおすことはしないけど、そうして夜が長くなって、、秋がきた。

 

 

 

Small Winを実感する

これはまだ自分の中で答えが出ているものではない。咀嚼もまだ。

 

「最初からたくさん実をつける大樹なんかない、探してもない。小さい芽から育てるしかない。」

最近こう言われて何か引っかかった。なんだろう。

仕事を初めたばかりの頃、" Big Picture, Small Win". という言葉を習った。

夢や目標は壮大に、行動は小さな実績を積み重ねる、という所だろうか。

 

翻ってここ2年の自分の働きぶり。それなりに頑張ったと思った。

がしかし、雇用市場で価値があるとは言えないのが事実。

転職を視野にいれて履歴書で棚卸してみて少し「おや?」と不安を感じ、

リクルーターと話してやっぱり妙な違和感を覚える。

「おれいらない人か?頑張ったんだけどな、、?」

 

わかった。

ちゃんとBig Pictureを描くのを忘れてた、Small Winを得ようとすらしてなかった。

反省点としては、無計画に大きな成果が伴うはずもなく、社内の「がんばってるね」

というお慰みでいつの間にか満たされてた自分。

(それなりの生活があれば現状に甘えちまう性格だってのが判明した。)

 

毎日少しずつでいいから、Big Pictureを叶える為にSmall Winを重ねていく。

仕事でも人生でも先達が道を敷いてくれてたステージに甘えてた。

日本電産の永守社長は若い頃から"大法螺"を吹きまくっていたというが、

周りを踊らせられるような法螺を豪快に吹けるのもすごい。

 

ありがたいことにこの1年をかけてBig Pictureに近いものは見つかった。

 - 多くの人がより生き生きと生活できる仕組みやツールを提供したい -

まずはSmall Winを実感しながら、自分が生き生きやっていこう。

種を蒔いて芽を育てていく。

 

優しくて変なひとたち

連休初日は初夏のような日差しで、近所を歩くだけで風と木々のさらさらした感じを

目に耳に肌に気持ちがいい。

 

友達は多い方ではないけど、普段仕事以外で一緒に行動することはよくある。

ありがたいことに時間を割いてくれる。

片思いかもしれないので控えめにいうと、彼彼女らが友達なのかどうかはわからない。

 

とにかく時間をいっしょに過ごしてくれる人は2種類あって、

1.どこかヘンな人と、2.その変な感じを受け入れてくれる寛大で優しい人、のどちらか。

前記事とも関係するけど、自分は自分で少し変でずれている(良くも悪くも)から、

そのずれていることを気づかない人、あるいは同じだけずれている人が1.

2.はヘンな自分を受け入れて面白いと感じてくれる器の大きい人。

 

誰かを好きになると独占欲が浮上するけど、1.ならまだしも2.の人にとって自分は

数ある中のひとりでしかないんだから、勘違いせずに控えめに付き合わないと

いけない。

 

自分の器はしれてるけど、1.2.以外にもいろんな人がいるし、

すこしづつ相手を受け入れられる心を手に入れたい。どうしたらよいか。

 

価値。

生きる目的は多様だけれど、自分にとっては「自己の正当化」が目的だ。

一人暮らし自由に時間を使えるいまの生活が影響しているのかもしれないけど、

あらゆる行動に「正当化」したいという意図が隠れている。

 

自分で命を絶つ自由すら与えられていて、日々自分を正当化しながら、安心させながら

生きている。正当化できず、自分やその人生(過去と未来)を否定した結果、死んでしまう。

細かいけど、概念的には「-1~0~+1」の振幅があって、正当化できない「0」でも存在する。

 

好きな人に大事にされない。転職活動がうまくいかない。

そんな時、自分の価値はそんなに低いのか、必要とされてないのかと悩む。

正当化が苦しい、手がかりが欲しい。

自分という存在の価値を可視化して、ほっとする。

ほっとしよう。

 

進んでいるのか分岐点なのか

もうだめだ、自分なんか必要とされない無価値の人間なんだと悲観することがある。

今日もそう。自分の将来がいつもより暗くみえた。

 

将来や人生を悲観するとき、諦めざるを得ないと絶望に打ちひしがれるとき、

それはまだ絶望ではなく絶望にさしかかる分岐点なのかもしれない。

本当に絶望に飲み込まれていたらそんな発想すらないらしい。

あーばかなことしちゃった、ってのは冷静になって初めてわかるのと同じで。

 

○×が明白なゲームで、○が出ない期間が長いと心底がっかりする。

だけど、×は×でもちゃんと前に進んでいるはずだという気持ちはもち続けたい。

80点が合格ラインのとき、10点と78点は別物。

×だったら×で少しづつ点数を積み上げて、いつか80点を取れる日が来るのを信じて

コツコツとやるしかない。やるしかない。

 

いつか、こんな日もあったと振り返られるように記しておく。

少しづつやる。少しづつ積み上げる。

24時間

どきどきやいらいらが募っていたのか、寝ても寝てもまだ眠いという状態で

昨日の夕方17時半から途中食事を挟みつつ今日の17時に目が覚めた。

なかなかやる。

 

前回の話。

人は認識や知覚だけで幸不幸ともに作り出せる珍しい生き物なのかも。

状態としての幸不幸は自作なのか、、無意識に作り出している、準備している。